音に色を感じる感覚ありますか?
「色聴(しきちょう)」と呼ぶそうです。
色聴ってなに?
こんな時はWikipediaに頼ってみる。
音に色を感じる共感覚。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia
共感覚?
色聴の前に共感覚について確認してみよう。
ある1つの刺激に対して、通常の感覚だけでなく 異なる種類の感覚も自動的に生じる知覚現象をいう。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)「共感覚」
例えば、共感覚を持つ人には文字に色を感じたり、音に色を感じたり、味や匂いに、色や形を感じたりする。複数の共感覚を持つ人もいれば、1種類しか持たない人もいる。
共感覚にもいろんなタイプがあるらしい。
その中の1つが色聴という共感覚。
色聴についてはこう書いてる。
音に色を感じる共感覚。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)「共感覚」
色聴と呼ばれ、日本にも専門の研究者が存在する。
色聴の中にも、話し言葉や人の声に色を感じる人や、音楽に色を感じる人などさまざまなタイプがあり、また同じ音楽でも、単音・和音・調・リズムなど、色を引き起こす音楽要素は共感覚者によって異なる。
高調波成分が増えると色の彩度が上がり明度が下がることと、音高について、音高が上がると色の明度が上がる傾向にある。
色聴は 音楽から生活音までと音源の幅が広いため、共感覚のタイプも多様である。また、絶対音感との相関は、現時点では確認されていない。
研究されてるものの解明されていない部分も多い感覚らしい。
でもなんとなく、自分も感じるところがある。
自分の色聴
この感覚は絶対音感がある人に多いみたいです。
(ただし前述のウィキに記載の通り絶対音感と色調の相関はわかってない模様)
なので、クラシック音楽や楽器経験者はうっすら感じているかもしれません。
僕も一応、軽めの絶対音感があり、ヘルツ差まではわからないものの楽器の音色であればドレミに聴こえます。それぞれの音階になんとなく色のイメージもあります。
それがこんな感じ↓↓
もちろん主観です。
どう感じるかは人それぞれでしょう。
ただ、音の周波数が視覚に与える影響の科学的な統計もあるみたいで、例えばド→白、ミ→緑、ソ→青、ラ→赤、シ→黄、が多い模様。それはなんとなく当たっているようです。
どうやら、ドレミの歌(ソは青い空)や子ども時代のエピソード(音符の暗記カードのカラー等)にひっぱられて色のイメージを持つ人も多いようです。
僕の場合、ジャズスタンダードに当てはめるとAll The Things You AreとかShiny Stockingsとか、セッションでA♭(Fm)でやる曲はなんとなく赤紫っぽいイメージ。I’ll Remenber Aprilとか、How High The MoonはGでやることが多いので青色のイメージです。なんとなく爽やかな感じ。
色のイメージは、作曲やアレンジ等の創作活動にも活かせそうですね。
上原ひろみさんのライブで似たようなことが…
そういえば、ジャズピアニストの上原ひろみさんがソロピアノアルバム『Spectrum』のインタビューで、「ピアノの鍵盤は白黒だけど、そこからカラフルなものが出てくるのが面白い」と仰っていたのを思い出しました。
このアルバムは”色彩”がテーマになっていて、曲ごとにカラーが全く違ってて面白いんです。こういった作品が生み出せるのも、色聴が影響してるのかもしれません。
ちなみに2019年12月にこのアルバム曲がメインのソロピアノライブも観に行きました。
こちらの記事で感想も書いてます。超絶すぎた…