すっかりジャズ・セッションで定番となった『ジャズ・スタンダード・バイブル』シリーズ(通称:黒本)。
【黒本クロス集計】は、黒本1,2の掲載曲を様々な視点から眺める企画です。
今回は、黒本1,2に掲載されている全454曲の中から、Blues進行の曲を眺めてみます。
目次
Bluesの分布

(Passion Dance、Two Bass Hitなど)
メジャー・キーとマイナー・キーに大別してから、曲数が多いkey順に並べました。
やはりFブルースが多いです。次いで、B♭とC。セッションの最後にみんなができる曲としてコールされる場合もあります。
でもセッションでよくやる曲は半分ぐらいかもしれない。次の曲がよくチョイスされるイメージ。
- Au Privave
- Bag’s Groove
- Bessie’s Blues
- Billie’s Bounce
- Blue Monk
- C Jam Blues
- Mr.P.C.
- Now’s The Time
- Sonnymoon For Two
- Straight No Chaser
- Tenor Madness
難易度でいくと、個人的にはRelaxin’ At Camarilloのシンコペーション満載なメロディが一番難しいと思います。
黒本に載ってないBlues
載ってない曲はたくさんあるんですが、Sandu(E♭)とかWhims Of Chambers(F)は結構セッションでコールされるイメージ。
スタンダード寄りではないですが、Wes MongomeryのFried Pies(F)もカッコ良いですね。下の豪華メンバーによるセッション、ぜひ聴いてください。
以上!なかなか興味深いです。また違う軸で分析してみます。
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