すっかりジャズセッションでおなじみとなった『JAZZ STANDARD BIBLE』シリーズ(通称:黒本)
ただ、スタンダードと言いつつセッションであまりやらない曲もある。どんな曲が選曲されてるのか、色んな軸で眺めてみたらどうなるか。
今回はBlues進行の曲の切り口で、黒本を見てみます。
目次
Bluesの分布
メジャーとマイナーに大別してから、曲数が多いkey順に並べています。
やはりFブルースが多いです。次いで、B♭とC。セッションの最後にみんなができる曲としてコールされる場合もあります。
でもセッションでよくやる曲は半分ぐらいかもしれない。次の曲がよくチョイスされるイメージ。
- Au Privave
- Bag’s Groove
- Bessie’s Blues
- Billie’s Bounce
- Blue Monk
- C Jam Blues
- Mr.P.C.
- Now’s The Time
- Sonnymoon For Two
- Straight No Chaser
- Tenor Madness
難易度でいくと、個人的にはRelaxin’ At Camarilloのシンコペーション満載なメロディが一番難しいと思う。
黒本に載ってないBlues
載ってない曲はたくさんあるんですが、Sandu(E♭)とかWhims Of Chambers(F)は結構セッションでコールされるイメージ。
スタンダード寄りではないですが、Wes MongomeryのFried Pies(F)もカッコ良いですね。下の豪華メンバーによるセッション、ぜひ聴いてください。
Christian McBride (bass)
Christian Sands (piano)
Ulysses Owens, Jr. (drums)
以上!なかなか興味深いです。また違う軸で分析してみます。