すっかりジャズセッションでおなじみとなった『JAZZ STANDARD BIBLE』シリーズ（通称：黒本）
ただ、スタンダードと言いつつセッションであまりやらない曲もある。どんな曲が選曲されてるのか、色んな軸で眺めてみたらどうなるか。
今回は拍子の切り口で、黒本を見てみます。
拍子の分布
4/4拍子：9割以上を占める
4/4拍子の曲が9割以上を占める。多すぎるので曲目は非表示にしました。
この分布は4/４拍子以外の曲を示すのが主旨になりそうです。
3/4拍子：約20曲
Emily
Very Early
Alice In Wonderland
Sometime Ago
Moon River
Farmer’s Trust
Someday My Prince Will Come
A Child Is Born
Up Jumped Spring
Bluesette
Falling In Love With Love
Little B’s Poem
Afro Blue
Waltz For Debby
All Blues
My Favorite Things
Footprints
Midnight Mood
Three Views Of A Secret
Waltz For Ruth
Windows
意外と少なくて、20曲程度。
ジャズセッションでは、以下の曲が特にコールされるイメージです。
Alice In Wonderland
Someday My Prince Will Come
Up Jumped Spring
Bluesette
All Blues
Footprints
6/8拍子：Chick Coreaの2曲
Litha
La Fiesta
2曲ともChick Coreaの曲。ここから先の拍子（4拍子と3拍子以外）はセッションでやることほとんどない。
5/4拍子：Take Five
Take Fiveのみ。
ジャズを聴かない人でも知ってたりファンが多い曲なので、突然リクエストされることも。5拍子を3拍子と2拍子に分割しているようなメロディ。
4/4拍子，3/4拍子：Song for Bilbao
Song for Bilbao。
ギタリストPat Methenyの曲。黒本の中では、曲中に拍子が変わるのはこの曲だけ。
以上！なかなか興味深いです。また違う軸で分析してみます。
