手元に置いておきたいジャズ理論書5選。演奏にも作曲にも使えます

この記事では、私がジャズ理論を確認するときによく参考にしている本をご紹介します。

ピアノに限らず、サックスやベースなど、ジャズ演奏に関わる楽器共通で使えます。

これからジャズ理論書を購入しようとしている方の参考になれば嬉しいです。

目次

これ以上無駄な教則本を買いたくない

書店の音楽コーナーで、以下のようなタイトルに手を伸ばしそうになった経験はないでしょうか?

「すぐに使えるフレーズ100選!」
「3週間で弾けるジャズピアノ 」
「プロ直伝!使えるアドリブテクニック」

世の中には玉石混淆の教則本があふれています。キャッチーなタイトルは魅力的ですが、内容の良し悪しはわかりません。

わたし自身、上達の手がかりを求めて多くの教則本に手を出し、ハズれを引きまくり、時間とお金を無駄にしてしまいました。

そんな経験から、ジャズ学習者が同じ道をたどらないよう「これだけ揃えばひとまず十分」という本をセレクトしてみました。

おすすめジャズ理論書5選

それでは、おすすめのジャズ理論書を5冊ご紹介します。

難易度には個人差がありますので、ご自身に合いそうな本を見つけていただければと思います。それぞれ販売サイトで高評価レビューも多いため、そちらもご参考ください。

『ザ・ジャズ・セオリー』

超、名著超、オススメ。このブログでもかなり参考にしています。

正直これ一冊で大抵のことは解決できます。ジャズ理論は網羅されており、ジャズを学ぶなら間違いなく手元に置いておきたい1冊。

470ページを超えるボリュームに圧倒されますが、偉大なジャズミュージシャンたちの演奏例が豊富で、徹底的にプレイヤー目線で解説してくれます

日本語訳が独特で初心者には難しい箇所が多いかもしれませんが、上達して見返すたびに目から鱗の発見があります。

値段を見ると「高(たっか)!」と思われるかもしれません。でも何冊も本を買うより、しっかりした本を1冊持つ方がコスパ良いです。間違いなくお値段以上の価値あり。

ライバルより一歩先にいきたいなら非常に力になってくれます。

ひとつ前の『ザ・ジャズ・セオリー』の著者が書いた、ピアニスト向けの教本。『ザ・ジャズ・セオリー』と重複する部分はありますが、よりピアノに特化した内容が勉強できます。

特に、ボイシングやリハモ、コンピング(バッキング)は具体的なミュージシャンの譜例が盛りだくさんで、かなり実践向けの技術が手に入ります。

黒本を持ってジャズセッションに臨む方は持っておきたい一冊。

ジャズスタンダードバイブル(黒本)の著者、納浩一さんの理論書。

セッションでよく演奏されるスタンダード曲を取り上げながら、CD付でイメージしやすく解説してくれます。図も豊富で表現が平易。レベルは初~中級者向け。

感覚だけでアドリブする世界から少し抜け出して、理論的に目標のコードに狙った音を着地させる…みたいなことができるようになると思います。

作曲に挑戦したい人、歌心あるアドリブを演奏したい人にオススメ。

20曲以上のジャズスタンダード曲について、メロディ・コードから楽曲の理論に留まらず感情面まで踏み込んで分析・説明。1曲ごとの分析の密度が濃い。

冒頭の“名曲は偶然生まれたのではない。成るべくして成るように作曲されたのだ”という言葉に納得。

セッションでよくコールされる曲が多く、それをベースに理論学習できるので取っ付きやすいです。個人的には、コスパに優れる隠れた名著と思っています。

インターバルが生み出す情感の言語化
作曲の参考になる

ジャズやポップスを良いリズムで弾けるようになりたい方にオススメ。
※ジャズ理論の本ではないですが、リズムも大事ということでご容赦ください

最後の1冊は少し色合いを変えて、リズムの本。ベーシスト向けと思いきや楽器関係なくピアニストにも役立ちます。

いくらカッコ良い曲でもリズム感がなくてダサくなる…と悩んでるときに口コミで買いました。

あいまいに語られがちなリズムやグルーブに対する考え方が言語化されていて、読んだらスッキリと視界が開けます


まとめ

以上、おすすめジャズ理論書を5冊ご紹介しました。

一冊でもいいのでしっかりした理論書を手元に置いておくと、いざという時に助けになってくれるはずです。

もしご興味あれば入手してみてください!

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