ピアノの経験は少しあったものの、ジャズは全くの初心者としてのスタート。
ジャズピアノが弾けるようになるには、何から始めればいいのか?
そもそも、どんな曲なら自分に弾けるのかも分からない。まずは自分を導いてくれる学習リソースを探すことにしました。
近場のジャズピアノ教室を探す
最初は「独学でどうにか弾けないか?」と思って色々とググってました。おそらく、同じように[ジャズピアノ 独学🔍]と検索した経験がある人は多いんじゃないでしょうか。
検索してみると、「コードを覚える」「ブルースを弾く」「まずはジャズを好きになる」など、いろんな人がいろんなことを書いてます。でも、いまいちピンとくる情報は見つけられず、すぐに限界を感じることに…。
やはり人に教えてもらう方が早いと思い、教室を探しはじめました。
ここで問題なのが、どこの誰に教えてもらうかです。今でこそネットでジャズ講師の質についてあれこれ言ってる意見も目につきますが、正直、初心者の段階では指導者を選ぶ判断能力などありません。
よって、シンプルに通いやすい立地を最優先にしました。
検索して上位に出てきた教室の中から、大学の帰り道に立ち寄れる個人教室を選択。30分の体験レッスンを受けてみて、穏やかな先生だと感じたのでそのまま入会しました。
1回1時間、月に1,2回のレッスン。レッスンの様子は毎回すべて録音。課題曲をもらい、先生の模範演奏を何度も聴き返し、自分でも様々な音源を探して聴き、少しずつコピーしながら吸収していきました。
課題曲は、C Jam Bluesから始まり、Moose the Mooche、 Jordu、Well You Needn’tなど、難易度が高いものまで。初心者の身には難しかったけど、自分から手をつけなさそうな曲だったから良い機会をもらえました。
時々、プロのボーカリストやベーシスト、ドラマーが参加するアンサンブルレッスンもあり、右も左も分からない状態でもとりあえず人と音を合わせる――実践重視の内容でした。
口酸っぱく言われたのは、「コピーしろ」と「リズムが一番大事」という点。一方で、理論的な知識はほとんど教わっていません。
例えば、アドリブのアプローチによく出てくるチャーチ・モード(イドフリミエロ)や、ボイシングの組み立て方などは全く触れられず、簡単なレフトハンド・ボイシングを教わった程度です。
結局、2年間この教室に通いましたが理論的な知識は独学で得たものが多いです。まあ、理論的なことは自分で調べればわかることが多いので、それはそれで良かったかもしれません。
思い返すと、体系的なレッスンではなかったものの、課題曲を出してもらい、自分で音源を探してコピーを繰り返す作業は(しんどかったけれど)実践的で、今に活きていると感じます。