この記事では、私がジャズピアノの練習に活用しているアプリを9つ紹介します。
アプリをうまく活用すれば、練習時間を効率的に使えます。もちろん、課金コストや使い心地の相性など、人それぞれ選択するポイントがありますので、自分に合ったアプリを選ぶことが重要です。
もし、試したことのないアプリがあるならば、ぜひこの機会に参考にしてみてください。
ジャズの練習に使うアプリ
iReal Pro -楽譜とバッキングトラック-
ジャズメン必携のアプリ。ジャズミュージシャンで知らない人はいないぐらいです。
それなりの値段はしますが、約1400曲のジャズ・スタンダードのコード進行を確認でき、移調やコードの編集もできます。自分なりのコード譜を作成することも可能。
マイナスワン機能もあるので、好きなテンポやリズムに合わせて練習できます。セッションで暗譜してない曲や移調をリクエストされた時も、このアプリでコード譜を見れば何とか乗り越えられます。
デフォルトではジャズ・スタンダードが入っていないためインポートが必要です。アプリを開いて左上のからインポートできます(2024/02/22現在)。 マーク→「Jazz」→「Jazz 1410 Standards」
iReal Pro
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Audipo -倍速再生・耳コピ・リスニング-
ジャズ上達方法の主流はコピー。その作業をラクにしてくれるアプリがAudipo。
再生箇所のマーキング、繰り返し、低速再生などが可能で、反復作業が捗ります。速いフレーズを低速で聴き取りたい時や、2-5-1フレーズの部分だけ繰り返したい時の作業がしやすいです。
課金すると、Apple Musicのプレイリストと連携できます。Apple Musicでコピーしたい曲をプレイリストに集約しておくと、さらに作業が捗るのでおすすめ。
Audipo 〜倍速再生、耳コピ、リスニングに〜
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Smart Metronome -メトロノーム-
シンプルで使いやすいメトロノームです。チューナーもついてます。
振り子の動きも視覚的に把握できるので、リアルなメトロノームが再現されています。
プレイリストを作れるので、練習メニューごとにテンポ登録しておくと便利。
Smart Metronome & Tuner
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Play Score 2 -楽譜認識・自動演奏-
楽譜を見ただけでは曲のイメージが湧かない…というシーンで使えるのがPlay Score 2。
スマホで楽譜を撮影すると、楽譜を識別して自動的に演奏してくれます。鍵盤を使わなくてもサウンドの印象を掴めるので重宝します。
私の場合は、例えばツーファイブフレーズ集や『THE JAZZ THEORY』に記載されている譜例の再生に使っています。
使い方のイメージはこちらの動画をご参考にしてください→「playscore2」YouTubeチャンネル(1分20秒の動画)
PlayScore 2
Organum Limited無料posted withアプリーチ
Musician Keyboard -音楽家用キーボード-
ミュージシャンのためのキーボードアプリです。
キーボードといっても鍵盤ではなくスマホの文字入力キーボード。アプリをインストールすると、音楽記号がサクッと入力できるキーボードが使えるようになります。
音楽特有の表現をスマホで打つと思うとまあ面倒臭いんですよね。でもこのアプリを使えば、例えば「m7(♭5)」「Δ」「ø」のような表記もワンタップで入力できます。
コード進行のメモや、チャットで曲の打ち合わせするシーンで活躍します。
Musician Keyboard
Climb App無料posted withアプリーチ
Goodnotes -充実機能のノートアプリ-
音楽アプリではないですが、個人的に愛用しているので紹介します。
ノートアプリの中でも特に人気のあるGoodNotes。シンプルな操作性と充実した手描き機能が特徴。楽譜やノート類をデジタル化するのも効率的な練習につながる方法です。
GoodNotesを使うようになってから譜面の管理や復習が格段に楽になりました。録音機能もあるので、リハーサルの様子を録音しておけば、譜面とセットで見直せて便利です。
Goodnotes 6
Time Base Technology Limited無料posted withアプリーチ
新しいジャズと出会うアプリ
Apple Music -音楽配信サービス-
Apple社の音楽配信サービス。
SpotifyやYouTube Musicなど、音楽配信サービスは他にもあります。その中でApple Musicを選んでいる理由は、Apple製品との親和性が高く最もストレスなく使えるからです。
コストや音質など、人によって優先する比較基準は異なると思いますが、Apple製品ユーザーの自分としては使い勝手を重視しました。
ジャズの練習に使うAudipoやShazamと連携できることも決め手。
Apple Music
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Shazam –外出先で曲を識別・発見-
カフェのBGMで「なんか良い曲流れてる!」と思った時、Shazam(シャザム)を使えば音源を特定できます。
ジャズのアドリブ部分でも音源を特定できる優れもの。外出先で偶然会える音楽をピックアップできるのは素晴らしい。
Apple Musicとも連携できるので、音源が特定できたらプレイリストに放り込んでます。本当に個人的ですが、大手の本屋とか焼肉店はビビっとくるジャズが流れてる印象。
Shazam – 曲名検索
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Jazz Radio -多様なジャズチャンネル-
休日はJazz Radioを垂れ流し。ボサノバやビッグバンド、バップなどにカテゴリ分けされており、その時の気分でチャンネルを選べます。偶然に素晴らしい曲や新しいアーティストを発見できるので、お気に入りのアプリです。
Jazz Radio – Enjoy Great Music
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まとめ
以上、9つのアプリをご紹介しました。
今の時代は便利なもので、スタンダード集や練習アプリなどのツールが充実しています。一方で、「ジャズ上達にはコピーだ!」という見て聴いて盗むアナログな鍛錬も大事です。
現代のツールを積極的に活用しながらも、古き良き職人的なアプローチを見逃さない姿勢があれば、昔の人より短時間で上達することも可能だと思います。
私も、時代に即したツールを活用しながら、自分に合った練習方法を探求していきたいです。
この記事で紹介したアプリが参考になれば幸いです!