ジャズ名曲「Body and Soul」の名演紹介

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Body and Soulはこんな曲

  • 数多くのアーティストに演奏されてきた、ジャズ・バラードの代表曲。
  • 邦題「身も心も」。作曲はジョニー・グリーン、作詞はエドワード・ヘイマン、フランク・アイトン、ロバート・サウアの共作。
  • ミュージカル『Three’s A Crowd』の中で使われたナンバー。映画『The Man I Love(1946)』や『Body and Soul(1947)』でも使用されている。
  • 「私の身の心も、すべてあなたのものなの/なぜわかってくれないの」と想いを寄せる相手に対して片思いの辛さを切なく訴える歌詞。
  • コールマン・ホーキンスを筆頭に、アート・テイタム、バド・パウエル、ジョン・コルトレーン、セロニアス・モンクなど、数々の名演が存在。

聴いておきたいテイク/ピアニスト編

Jazz Giant/Bud Powell

Bud Powell (p)
Ray Brown (b)
Max Roach (ds)

1949年

バド・パウエルの、変化に富んだフレーズと重量感あるピアノが聴ける。

Monk in Italy/Thelonious Monk

Thelonious Monk (p)

1961年

セロニアス・モンクのイタリア公演。独創的なスタイルがモンクの味。

Jasmine/Keith Jarrett and Charlie Haden

Keith Jarrett (p)
Charlie Haden (b)

2007年

景色が浮かぶような、キース・ジャレットの繊細なピアノとチャーリー・ヘイデンの温かいベース。

聴いておきたいテイク/ピアニスト以外編

Coleman Hawkins

Coleman Hawkins (ts)
& His Orchestra

1939年

存在感抜群のコールマン・ホーキンスのテナー。Body and Soulのインスト代表テイクです。

Coltrane’s Sound/John Coltrane

John Coltrane (ts,ss)
McCoy Tyner (p)
Steve Davis (b)
Elvin Jones (ds)

1960年

コルトレーンならではのハーモニー・アレンジ。ジャズ理論書『The Jazz Theory Book』でも取り上げられています。

Torch/Carly Simon

Carly Simon (vo)
Phil Woods (as)
Warren Bernhardt (p)
Mike Mainieri (vib)
Eddie Gomez (b)
Grady Tate (ds)

1981年

ポップス歌手のカーリー・サイモンの失恋の曲を集めたアルバムから。離婚した直後に録音されたらしく、感情表現が聴きどころ。フィル・ウッズの絡み方がいちいち気持ち良い。

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