Donna Leeはこんな曲
- チャーリー・パーカーの代表的なバップ・ナンバー
- デキシーランド・ジャズの「インディアナ」を基にした1947年の作品
- 「ドナ・リー」というタイトルは、ベーシストのカーリー・ラッセルの娘の名前にちなむ
- 急速に上昇・下降するメロディーラインが特徴。ビバップを志すアルトサックス奏者にとっては必須のナンバー
- リー・コニッツ、アート・ペッパー、ジャコ・パストリアスなど、多くのアーティストによるカバーが存在
聴いておきたいテイク/ピアニスト編
Along With Me/Bill Charlap
Bill Charlap (p)
Andy Eulau (b)
Ron Vincent (ds)
1993年
Bill Charlapの初期の作品から。端正なタッチと粋な歌いまわしが良い感じ。
聴いておきたいテイク/ピアニスト以外編
Donna Lee/Charlie Parker
Charlie Parker (as)
Miles Davis (tp)
Bud Powell (p)
Tommy Potter (b)
Max Roach (ds)
1947年
まずはともかく1947年の初録音を聴く。実はこの曲、マイルスが作曲したのに誤ってパーカー名義で世に出ちゃったという疑惑があるらしい。
Jaco Pastorius/Jaco Pastorius
Jaco Pastorius (b)
Don Alias (per)
1975年
ジャコパスの有名なテイク。聴き進めると謎の世界に吸い込まれていきそう。この曲をベースで弾こうと思うのがすごい。
Live at The House Of Tribes/Wynton Marsalis
Wynton Marsalis(tp)
Wessell“Warmdaddy”Anderson(as)
Eric Lewis(p)
Kengo Nakamura(b)
Joe Farnsworth(ds)
2002年
ウィントン・バンドのショウケース的演奏。マルサリスのソロの途中で歓声が巻き起こる。
Parker’s Mood/Stefano di Battista
Stefano Di Battista (as)
Kenny Barron (p)
Rosario Bonaccorso (b)
Herlin Riley (ds)
2004年
イタリア出身のアルト奏者、ディ・バティスタの、淀みない流暢なサックスが爽快なテイク。アルバムはパーカーのオマージュ集。
ピアニストは運指が難しいんです
ファスト・スイングのテンポの中で、とめどなく音が紡がれているため、まずはテーマを覚えきるのが大事。
特にピアニストとしては、スピード感に対応しうる運指を固めたいところ。
個人的には、27~28小節目の運指が難しい。知り合いのピアニストなど各所に聞いてみた結果、次のABパターンの人が多かった。
この箇所以外も難所が多い。手の大きさや指の長さ、柔軟性の違いにより運指は変わります。