色と音が交錯する世界:色聴者に共通する特徴5点

「色聴」についてTwitterでツイートしたところ様々な反応を頂きました。

その結果を記録します。

目次

意外と多い色聴持ち

以前、「色聴」と呼ばれる音に色を感じる感覚のことを書きました。

この記事で、以下の図で私の感覚を示しました。

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これをTwitterにアップしたところ、1700いいねを超える反応を頂きました。バズりはしてないけど、ニッチな話のわりにはそれなりに拡散されたと思います。いわゆるプチバズ。

たくさんのリプや引用ツイートを頂きましたが、人それぞれ違いつつ似てる部分も多く、興味深く読んでました。

共通する傾向を5点あげてみます。

あくまでもTwitter上の意見を要約したものであり、エビデンスを押さえているわけではないことをご了承ください。

色聴持ちに共通する傾向5つ

① 単音よりも調性、ハーモニーに色を感じる

この意見が一番多かったです。

私のツイートでは単音に色付けした図を提示しましたが、言われてみると確かに各keyのスケールやハーモニーにも色の印象があります。

作曲家、スクリャービンの名前もちらほら登場してました。スクリャービンは調に対する色のイメージをとても大切にしていたそうです。

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アレクサンドル・スクリャービン – Wikipedia

②子ども時代の学習ツールに影響受ける

これも多かった意見です。鍵盤に色がついたピアノや、鍵盤ハーモニカに貼ったシール、音符カードなどに印象づけられるケース。

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こんなやつとか

色づけされた学習ツールで音楽を学んだ場合、その色と音がひもづけられて記憶されることには納得感があります。

③ ソは青でほぼ一致

特に「ソは青」という意見が圧倒的に多かったです。個人的にも、ソの音には爽やかな青い印象があります。

もしかするとドレミの歌に引っ張られている可能性もある?

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ソは青い空

ちなみにドは赤が過半数でした。白派としては衝撃でした…
改めて人それぞれ感性が違うことを再認識

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④ 色聴以外の共感覚がある

数字やアルファベットなどの文字列にも色を感じるという意見もちらほらありました。これも色聴と同じく共感覚の一種ですね。

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個人的に面白かったのは、国語や数学といった教科にも色を感じるという意見。国語は赤、数学は青みたいな。

これはめちゃくちゃ共感しました。時間割のカラーリングに引っ張られてる感はあります。

⑤ 変人と思われるから周りには言わない

色聴を含め共感覚はどうしても主観なので、周囲の理解を得にくかったり、存在自体を信じてくれない人もいます。

過去の苦いエピソードから、色聴の話をしにくくなった人も多いかもしれません。「色聴持ちの人がこんなにいるのか」と驚いたような反応をされる方が散見されました。

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『Spectrum』は色聴も影響してる?

過去記事にも書いたんですが、上原ひろみさんがソロピアノアルバム『Spectrum』のインタビューで「ピアノの鍵盤は白黒だけど、そこからカラフルなものが出てくるのが面白い」と仰っていました。

このアルバムは”色彩”がテーマになっていて、曲ごとにカラーが全く違ってて面白いんです。こういった作品が生み出せるのも、色聴が影響してるのかもしれません。

ちなみに2019年12月にこのアルバム曲がメインのソロピアノライブも観に行きました。感想も書いてますのでよかったらご覧ください。超絶すぎました…

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