初心者や独学者でもジャズピアノを楽しく学べる教本をご紹介します。
- ジャズピアノに興味があるけど、何から始めたらよいかわからない
- 「ジャズの上達にはコピーだ」と言われて途方に暮れている
- アドリブなんて到底できる気がしない…
ジャズピアノに挫折寸前の方も、ぜひ参考にしてみてください。
シリーズ紹介『はじめてのジャズ・ピアノ・トリオ』
それが『はじめてのジャズ・ピアノ・トリオ』シリーズ。
タイトルを見るとなんかショボそう(すいません)ですが、これが侮れない。
Amazonの「ジャズピアノ初心者用教本」カテゴリでも、トップ層に君臨し続けています。
わたし自身、初心者時代に使い倒し、何度も助けられました。その特徴を紹介します。
理屈抜きにして楽しみながら学べる
「とりあえず、これさえ知っていれば始められる」という基本ルールだけで、実践的な演奏ができるように工夫されています。
複雑な内容を極めてシンプルに順序立てて説明されているので、とことん初心者に寄り添ってくれます。おすすめ音源の紹介コーナーも設けられており、簡単な参考書としても利用可能。
この教本のモットーは「理屈よりもまず弾く楽しさを!」。難解なジャズ理論の説明は最小限に留め、代わりにジャズピアノのアンサンブルそのものに慣れ親しむための工夫が施されています。
演奏の流れを実体験できる
ピアノトリオの一連の流れ(イントロ→テーマ→アドリブ→テーマ→エンディング)について、全て譜面があります。
実際のセッションと全く同じ流れで演奏できるような仕組みになっています。
譜面のレベルは、初級〜中級レベルです。私はバイエルを少しかじった程度の実力でしたが、ちょうど良いレベルでした。
セッションではピアニストがイントロやエンディングの担当になることが多いですが、この譜面のパターンを使えばあたふたすることはありません。
初心者時代は、この本のイントロを使い倒していました
附属CDのカラオケがかなり使える
この教本に記載のスタンダード・ナンバは、ライブやジャム・セッションなどでよく演奏される名曲ばかり。
附属CDにはプロのベーシスト&ドラマーの演奏がカラオケとして収録。お手本演奏も収録されており、演奏のスコアも掲載。難解な理論を心配せず、初心者でも実践的なアプローチで演奏の楽しさを堪能できます。
カラオケ演奏に乗せて弾いてるだけで気持ち良く、なんだか上手くなった気分になれます。
附属CDに合わせて繰り返しピアノを弾いてるうちに「もっとアドリブしてみたい」という気持ちになってきます。その状態までいけば、ジャズ脳に変化してきている証拠。
外部のセッションに行っても、希望の曲が弾けなかったり、自分の出番が少なくて「数千円払ったのに何の練習にもならなかった…」という残念なパターンも時々あります。この本なら書籍代だけで何周も練習できてコスパ抜群です。
収録曲はジャズ・スタンダードの名曲揃い
はじめてのジャズ・ピアノ・トリオ
有名なスタンダード・ナンバーが揃っています。
- バグス・グルーブ(Fブルース)
- モーニン
- 枯葉
- サマータイム
- A列車で行こう
- いつか王子様が
- イパネマの娘
- マイ・ファニー・バレンタイン 他
「いきなり人前でセッションはちょっと…」という方は、この本で秘密特訓しちゃいましょう。
はじめてのジャズ・ピアノ・トリオ カラオケCD強化編
シリーズ2冊目!セッション定番曲がずらり。
- セント・トーマス
- 朝日のようにさわやかに
- ゼア・ウィル・ネウァー・ビー・アナザー・ユー
- 星に願いを
- フライ・ミー・トゥ-・ザ・ムーン
- オレオ
- グリーン・ドルフィン・ストリート
- オール・ザ・シングス・ユー・アー
- コンファメーション 他
レパートリーが増えてますますジャズが楽しくなります。
ピアノトリオじゃなくてソロピアノでジャズを演奏したい方には、こちらの楽譜がオススメです↓